隣国観察日記

隣国ドルを尊ぶ女のブログ。好きなものはアイドルと懐古すること。

〜Rhymerな彼らが出来るまで〜 ①K-pop確立への道

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以前から考えたK-R&Bに関する記事を書こうとした時に、まずK-popに関するキソ記事を書かねば書けないことに気付きましたので、書いてみようと思います。



はじめに

あくまで素人個人の意見なのですが、
国全体の大衆音楽の趣向として
韓国はアメリカンポップで日本はブリティッシュポップ、に近いかなという感じがする気がします。

韓国はアメリカの、よりキャッチーな五感に飛んだ音楽(ブラックミュージック)を好むイメージで
日本はイギリスの、バンドサウンドや、歌詞のよさに重きを置いているイメージなのです。(あくまで大衆的に)

私はJPOPは詳しくないのですが、好きな日本人アーティストだと、Perfume久保田利伸なので、やっぱり日本だけをマーケットにしていない歌手なんですよね。
K-popに出会うまではマイケル、マライア、といった超王道洋楽を好んでいたし
だから日本より韓国の音楽は総じて好みの音楽が多いと感じるのかもしれない。


以前恩師と話をしているときに、恩師の音楽論を聴いていると、
彼は魂を揺さぶられる音楽が好きだ、という考えの持ち主でした。
その魂を揺さぶられるには、当然言語は母国語である日本語でないと意味が無いのだ、と。


おそらくこれが一般的なのでしょう。


魂を揺さぶられる音楽、は同意なのですが
私は全くもって歌詞の内容は重視してません。
リズムとメロディーとグルーブで心に響くものがあれば好きなのです。その次に歌詞を見て、深みを増すことができる、というか。

それをイケメンや可愛い子が歌っていたら加点されるでしょう?

そういうことです。




…と話が逸れまして申し訳無いです。

このように韓国音楽界では、アメリカ寄りの大衆音楽性のおかげでK-HipHopやK-R&Bが今やっとウケているのだろう。というのが持論です。


さて、今に繋がるK-popが確立されていくのは?
と考えると90年代以降でしょう。
SM、DSP、のアイドル合戦にJYP。

歌謡界、ソロアーティストの流れから
ソテジワアイドル、 H.O.T 、ジェクスキス などのアイドルが出てきます。(今回の例は男性のみとします)

そうして次々と始まるアイドル事業

そして神話、東方神起SS501、SuperJunior…となっていくわけです。


事務所勢力では

90年代はSMとDSPとYG
00年代になるとSM DSP JYP YG
10年代になるとSM YG CUBE JYP

となってるイメージです。

私、YGミュージックは全く詳しくないのですが、YGの前身であるソテジワアイドル※の功績に感謝してます。
(※ソテジワアイドルが初めて「韓国語でラップ」をしたといわてます。)

K-HipHopの流れはやっぱりYGがパイオニアなのだと思うと…!流石です

そう考えるとK-popのパイオニアはSMとDSP
K-R&BのパイオニアはJYPかなと思います。
K-R&Bは社長(パクジニョン)がいなければ確立されるまでにまだ時間がかかっていたかも。社長のブラックミュージック精神はかなりの貢献だと思っています


面白いのが10年代にCUBEエンタが君臨しているところ。
(CUBEは4minute BEAST Apink BTOBの事務所)
CUBEは08年にJYPから分裂した事務所なのです。10年足らずで大手事務所になったと…すごい。

プレディスも、分裂、というわけではないけれど、SMからの派生会社※なので、20年代にはCUBEのように成長できるといいな…!頑張れプレディス!

(※ハンソンス社長は元SMマネ)



つづく。