SEVENTEEN:BOYS BE を読む ※10/4追記
2ndミニアルバム - BOYS BE (Hide Version) (韓国盤)
- アーティスト: Seventeen
- 出版社/メーカー: Loen Entertainment
- 発売日: 2015/09/20
- メディア: CD
- この商品を含むブログを見る
2ndミニアルバム - BOYS BE (Seek Version) (韓国盤)
- アーティスト: Seventeen
- 出版社/メーカー: Loen Entertainment
- 発売日: 2015/09/20
- メディア: CD
- この商品を含むブログを見る
BOYS BE と、言われたら
AMBITIOUS しか浮かばないのは日本人だけなのだろうか※。韓国でも同じなのだろうか。
※〔Boys, be ambitious. 札幌農学校に勤めたクラークが学校を去るにあたって日本の学生たちに述べた言葉と伝えられる〕
若者は大きな志をもつことによって,大きな夢を達成できる,という励ましの言葉。(出典:大辞林)
BOYS BE に込められた意味に、大志を抱け、もあるのなら…、それは13人の少年達に実にふさわしいタイトルだと思う。
ご存知の通り、
今回のCDアルバムの発売形態は二種ある。
HIDE(ピンク)とSEEK(ネイビー)
HIDE and SEEK …「隠れんぼ」の意味であるが、
HIDEでは光で眩い大自然を少年達が「隠れている」ものを見つけようと彷徨う姿が、
SEEKでは、「見つけ出」されないように暗闇にアンニュイに、けどどこか楽しげに隠れている13人の少年達が収められている。
この遊び心ある写真が撮影されたのは対馬だという。
よくし(역시)、親日プレディス。
SEEK(ネイビー)版では、その撮影の為の各メンバーによる対馬旅行日記が掲載されているのでお得感があるかもしれない。
さて、
「読む」とは、何をするのかというと
クレジットを中心に見ていくことである。
1.「表情管理」
曲解説としては「付き合いたてのカップルのちょっぴり過保護になってしまう彼氏のココロ」ってところだろうか。
そんなことは置いておいて
作曲者は계범주(ケボムジュ)
作詞は勿論セブチメンバー
なのだが、この계범주 とは一体?
ボムジュさんPVです。ミンギュ出演してました。
調べてみると、どうやら彼は1991年生まれの、主にアンダーグラウンドで活躍するアーティストで、あのスーパースターKのTop12に残った程の実力の持ち主。
追記:約1年前のseventeen公式チャンネルにも登場してました。
彼のインスタグラムに、ジスちゃんがいました。
尚、ボムジュさんは
2.万歳 にも参加しているようで、非常に彼らとの関わりは密だと言えると思います。
今回のアルバムが、他の楽曲も聴き込みたくなるほど良曲揃いのワケは、アンダーグラウンド仕込みの若手製作者がいる、ということだったんですね…。!
私、この手のK-R&B大好きなので本当に嬉しいです。
それセブチの作り出す、少年から大人へ変化している雰囲気に非常にマッチしていて彼とのタッグは成功だと思います。
2.万歳
は先ほど述べたように1.と同様
3.大人になったら
作曲:WOOZI(ジフン)、원영헌 동네형
※4.OMG
も上記と同様
さて次にこの
원영헌 동네형(ウォンヨンホン、ドンネヒョン)とは誰なのか。
実は彼らはBrand New Music(以下BNM) の専属作曲家なんですね。
(日本語版ツイッターも最近活発)
Verbal Jint 、SanEなどの「アイドル」ではない韓国アーティストへの楽曲が中心です。
お分かりでしょうか、
SEVENTEENはやはりアーティストとアイドルのスレスレにいる、ということを。
そしてジフンが何を目指しているのか、が明確ではないか、ということを。
デビュー1年目にしてこの楽曲の本気度は凄いなぁと。
やはりセルフプロデュースなだけあって、妥協が見られない。
〔※追記
chikaxxxxさんよりセブンティーンプロジェクトにおいて、せぶちのプロデュースをBNMのCEO、Rhymerさんがやっておられるという情報を提供して頂きました。ありがとうございます!
Rhymerさんの過去のプロデュース歴などを見るとプレディスの先輩アイドルアプスクのレイナさんの曲なども確認できました。
PREDISとBNMこんなにベットベドな関係だったなんて…震える…俺得でしか無いです…。〕
韓国のアイドルってそんな妥協もすることのできないような今厳しい状況にいて、
すでに作られた音楽に、すでに作られた振り付けを踊るだけのアイドルの需要ってもう少ないと思うのです。
ただ少し顔やスタイルが良くて、踊れて歌えるアイドルはもう飽和状態なのではないかと。
EXIDなども見られるように、音楽制作力のあるメンバーがいた方が今の時代には強いのではないのかな。
昔、東方神起が出てきた時に、
「イケメンで、歌って、踊れる」というアイドルの常識を作り上げ、アイドルのハードルをより高くしたと言われていた。
10年近く経った今、
「イケメンで、歌って、踊れて、プロデュースもできる」
というアイドルの常識を作り上げるのが、まさに、彼らになるのではないか、と期待している。